超速midi作曲iOSアプリ「テキスト音楽(TextMusic)」活用事例

超速midi作曲iOSアプリ「テキスト音楽(TextMusic)」活用事例

超速でmidiが作成できる作曲iOSアプリ「テキスト音楽(TextMusic)」にはまっています。

竹林の7軒-宴会ですね-」をはじめ、ここ最近の曲はこちらのアプリを使用して作りました。

DAWのようにオーディオもOKで多機能でグラフィカルな作曲アプリも素敵なのですが、こちらはぐっとシンプルに、でも基本機能はしっかり押さえて作られた、入力効率のよいアプリだと思います。

起動画面
起動画面

数字で音を入力するタイプのアプリです。
数字譜を使用されている方、MMLなどの音楽言語を使用されている方にはとっつきやすいのではなかろうかと思います。
3オクターブ分の数字が並んだキーボードを使用して、メロディを入力していきます。
左端の矢印キーを押すと、さらに上のオクターブ、さらに下のオクターブが表示できるようになっています。
小さいスマートフォンの画面で数オクターブ分の鍵盤をリアルタイム入力するのに比べると、打ち間違いははるかに少なくできます。

数字で音を入力します
数字で音を入力します

数字での入力がメインですが、鍵盤での入力もできるようになっています。

鍵盤も出せます
鍵盤も出せます

音符の長さは左下のボタンから変更できます。
長押しで全長さの選択肢表示、1タップで次の長さへ切り替わる挙動です。
下線なしが4分音符、下線1本が8分音符、下線2本が16分音符…といった感じです。
2分音符は、4分音符に「-」をつけて伸ばします。
0が休符、付点は「・」です。

音符の長さ変更
音符の長さ変更

よく使う機能(テンポの変更、拍子の変更、音色の変更などなど)は、タグ機能から選択できるようになっています。
文字キーボードに切り替えて直接文字を打っても大丈夫なのですが、入力が面倒とか、誤字脱字とか考えると、選択できるほうがありがたいですね。
通常のMIDI標準音色のほか、中国楽器の音色がいろいろ入っていて楽しいです。

入力欄を長押しして「タグ」を選ぶと
入力欄を長押しして「タグ」を選ぶと
各種項目が表示されます
各種項目が表示されます

また、よく使う記号(繰り返し記号とか、♯とか♭とか)は、数字入力欄のすぐ上にスライド式の欄があって、そこから選択できるようになっています。
リピートとか和音とかに使用する記号もこのスライド式の欄から選択ができます。

数字入力欄のすぐ上にスライド式の欄
数字入力欄のすぐ上にスライド式の欄

範囲選択してコピーができます。
上部のスパナアイコン(設定メニュー)から文字サイズの変更もできますし、エディタ上でピンチイン・ピンチアウトも使用できるようになっています。
スマートフォン上のピアノロールで頑張って範囲選択するのに比べると、かなり選びやすいと思います。

範囲選択してコピー
範囲選択してコピー

上部メニューは左から「完了(保存してファイル選択メニューに戻る)」「アンドゥ(入力内容ひとつ戻す)」「送信(メールでMIDIやテキストを出力できます)」「途中から再生」「最初から再生」です。

上部メニュー色々
上部メニュー色々
送信!
送信!

ヘルプは英語でそんなに難しいものでもないですが、英語が苦手でも付属のサンプルがたくさん付いているので、入力方法が分からないときはサンプルを参考にされるといいと思います。

サンプルいろいろ
サンプルいろいろ

気になった点を挙げると
・やや落ちやすいので、こまめに保存したい
・タグ機能はありがたいが、項目が多いので下の方にあるものを選ぶのがやや面倒
・範囲選択のときに画面がびよーんってなるので固定してほしい
といったところです。

最近は移動中にこのアプリでメロディを打ち込んでメールで送っておいて、家で続きを作り込む…また移動中に続きのメロディを打ち込んで…みたいな使い方をしています。

さくっと打ち間違い少なく入力できるのでとても重宝しています!!