続々・mp3化で圧縮されてなくなっちゃう部分の音を聴いてみる(自宅でできる編)
- 2013.11.29
- 2.DTMメモ・音源配布
- mp3

「mp3化で圧縮されてなくなっちゃう部分の音を聴いてみる」「続・mp3化で圧縮されてなくなっちゃう部分の音を聴いてみる」の続編としまして、今回は「自宅でできる」mp3化で圧縮されてなくなっちゃう部分の音を聴いてみる、をやってみたいと思います。
プラグイン「Sonnox Fraunhofer Pro-Codec 2 Plug-In」を使用してmp3とwavの差分を録ってきましたが、差分を録るだけならプラグインなしでもいけるのではないか、プラグインで聴けないoggの差分も聴いてみたい!と思ったのが事の発端です。
では早速取りかかってみたいと思います。
※プラグインでは、多分聴覚的に高度なことをやってくれているのだと思いますが、ここではとにかく差分を録って聴いてみようと思います。
用意するもの
1.原本となるwavファイル
→お好きなものをどうぞ。
2.wavファイルをmp3に変換、mp3をwavに変換できるツール
→フリーソフトでしたら、「Rip!AudiCO」や「BatchWOO!」などでできます。
3.wavの「位相の反転」ができるツール
→フリーソフトでしたら、「SoundEngine」でできます。
4.wavを同時に2つ以上再生できるツール
→フリーソフトでしたら、「Studio One FREE」でできるはず。
手順1.wavファイルの変換
wav・mp3変換ツールを使って、wavファイルをmp3ファイルに変換し、そのmp3ファイルをwavファイルに変換します(以下、変換ファイルとします)。
手順2.位相の反転
変換ファイルを両チャンネルに対し位相の反転をして、保存します(以下、反転ファイルとします)。
位相の反転をすることで反転ファイルは、原本となるwavファイルの波形を打ち消す波形を持つことになります。
打ち消し合って残った部分が差分になります。

手順3.再生
原本となるwavファイルと、反転ファイルの開始位置をぴったり並べて、同時に再生させます。

すると・・・
録れた!
みなさまもぜひぜひ、ご自分のお好きなwavファイルでお試しください!!
で、これを応用して、oggの差分も録ってみました。
ogg 音質:0.5の差分
圧縮差分 音質0.5
圧縮後 音質0.5
なんだか、ぐしゃっとした差分が録れました…。
CD音源(wav44.1kHz/16bit)とハイレゾ音源(wav96kHz/24bit)の差分
最後に、CD音源(wav44.1kHz/16bit)とハイレゾ音源(wav96kHz/24bit)の差分も録ってみました。
差分の音量がとっても小さかったので、マキシマイザで音量を上げています(という取り扱いで音質的に大丈夫かどうかは定かではありません、ご了承ください)。
96kHz/24bitのファイルとなっており、ブラウザ上からだと再生できないようなので、ファイルへのリンクを貼っております。
※お使いの環境によっては正しく再生できない場合があります。
どんな感じでしょう・・・
私はあごの辺りがもやもやします。
やはり音楽本体と一緒に聴くのがよさそうですね・・・
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