JUCEでVST/AUプラグイン制作はじめました

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Kontakt用ライブラリとして作成したおとわび神楽鈴とかですが、VSTプラグインとして使えたら便利なんじゃなかろうかとふと思い、macでVSTを作る方法を調べてみたところ、JUCEというライブラリを使用すると、1つのソースコードでVSTだけではなくて、Logicで使えるAU(AudioUnit)プラグインも作れちゃうとのこと。素敵!

ということで、JUCEの日本語解説書を早速購入し、プラグイン制作に取り組んでみました。

・参考:JUCE Frameworkを使ってVST/AudioUnitプラグインを作る Mac編 -HelloWorldの巻-
流れとしては、JUCEでリソースやVST/AUの設定を行い、XCodeでビルドする、という具合になっています。ところどころひっかかったポイントもあったのですが(後述)、小一時間でGUI(といってもKONTAKT版の画像を貼っただけ)付きのプラグインファイルができ、さらに小一時間でMIDIイベントを受け取ってなんか音が鳴る、というところまでたどり着きました!

なんか音は鳴るようになったのですが、オーディオの取り扱いがまだよく分からなくてとりあえずサンプルソースコードを切って貼ってした状態になっているためか、何度か鳴らしているとDAWごと落ちるという珍仕様なので、これからがんばって安定して動かせるようにしたいなと思います。

ひっかかったポイント

開発に取り組む上でひっかかったポイントを記載しておきます。

その1:指定のメニューが見つからない

最新のJUCEのバージョンは5、本&参考サイトのJUCEのバージョンが4だったため、地味にメニューの場所が変わったりアイコンが変わったり文言が変わったりしていて、本と参考サイトに記載されている指定のメニューが見つからず迷子に…。どうにかこうにか「これかな???」というものを探して乗り切りました。

その2:作ってはみたもののVST/AUエフェクト

その1の問題を乗り越えて無事にビルドできたのですが、出来上がったものを見るとVST InstrumentではなくてVSTエフェクトになっていました。私が作りたいのはVSTiなのに!
本はVSTエフェクトのサンプルだったため、ネット検索で少々調べてみましたが、まあ見つかる文献は英語サイトばかり。英語力の弱さもあっていまいちよく分からず、もしかしてこれVSTエフェクトしか作れないのかしらと諦めかけていたところ、JUCEのオプション設定の中に「Is a Synth」のチェックが。こちらをONにすると、無事VSTiとしてビルドされました。よかった!!

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引き続き、VST/AUが無事に出来上がるよう取り組んでいきたいと思います!!